
意見が異なるのは、「見ている時間帯や場面が違う」ことから生じる場合が多くあります。平日の集団行動での疲労を見ている視点と、休日に落ち着いて好きな遊びに没頭している姿を見ている視点では、それぞれ異なる大切な一面を捉えています。どちらが正しいかを競うのではなく、両方の姿を支援者に伝える材料として捉えます。
面談で落ち着いて伝えるために、あらかじめメモに書き出しておきます。
専門職に相談したからといって、その場ですべての結論を出す必要はありません。「現在のペースで様子を見ながら、次回のモニタリングで再検討する」など、経過を見守る選択肢を残しておくことで、お互いに納得感を持ちやすくなります。
| 検討項目 | 保護者Aの希望 | 保護者Bの希望 | 子ども本人の声 | 専門職への相談点 |
|---|---|---|---|---|
| 通所頻度 | 日数を増やしたい | 疲労を考慮し現状維持 | 「遊びたい」「休みたい」 | 事業所での集中力や疲労の様子 |
| 支援重点 | 身の回りの自立や指示理解 | 得意分野を伸ばしたい | 「工作や体操が楽しい」 | 今の発達段階で優先したい点 |
| 就学相談 | 手厚い支援環境を検討 | 通常学級での生活を希望 | 「今のお友だちと同じ学校へ」 | 地域の学校や支援学級の実態 |
| 家庭対応 | 療育の手法を取り入れたい | 家庭ではリラックスさせたい | 落ち着いて過ごせる環境 | 無理なく続けられる家庭での工夫 |
面談の冒頭で率直に現状を伝えると、専門職も中立的な視点で話し合いを進めやすくなります。
指定通所支援基準第27条第2項・第3項では、個別支援計画の作成において、子どもや保護者の生活に対する意向を丁寧に把握することが求められています。保護者の意見が一律でない場合でも、家庭全体の状況や子どもの生活リズムを考慮して支援方針が作成されます。
利用日数や複数事業所の利用調整で悩む場合は、相談支援事業所の相談支援専門員に相談できます。中立的な立場で家庭全体の意向を聞き取り、無理のない「障害児支援利用計画案」を作成する役割を担っています。
保護者間で意見が異なることは、決して後ろめたいことではありません。困りごとと得意なことの両方に大人が目を向けられている証拠でもあります。
意見を無理に一つに絞り込まず、そのまま事業所の先生に相談し、チームとしてお子さんの成長を見守っていきましょう。
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。