
臨床心理士は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の資格試験に合格して得る資格です。協会の案内では、資格試験を受けるには、あらかじめ「臨床心理士養成に関する指定大学院または専門職大学院の修了を基本モデルとする“受験資格”」を得る必要があります。
協会は、次の7種のいずれかに当てはまり、所定の証明資料を出せることを受験の条件にしています。
| 区分 | 修了したところ・資格 | 修了後の心理臨床経験 |
|---|---|---|
| 1. 新1種指定校 | 第1種指定大学院 | 不要 |
| 2. 旧1種指定校 | 第1種指定大学院 | 1年以上 |
| 3. 新2種指定校 | 第2種指定大学院 | 1年以上 |
| 4. 旧2種指定校 | 第2種指定大学院 | 2年以上 |
| 5. 専門職大学院 | 臨床心理学またはそれに準ずる分野を専攻する専門職学位課程 | (区分の説明に記載なし) |
| 6. 外国で学んだ人 | 諸外国で1または3と同等以上の教育歴 | 日本国内で2年以上 |
| 7. 医師 | 医師免許取得者 | 取得後2年以上 |
協会のいう「心理臨床経験」は、教育相談機関、病院等の医療施設、心理相談機関等で、心理相談員・カウンセラー等として勤めた経験が基準です。有給が原則で、「ボランティア」「研修員」等は認められないと書かれています。自分の大学院がどの区分かは、協会の指定大学院・専門職大学院の一覧で確かめてください。
協会のホームページに、受験資格にかかわる指定大学院・専門職大学院の一覧があります。日本臨床心理士養成大学院協議会のホームページにも、会員校の一覧(五十音順)があります。募集人数・学費・選考の方法は、各大学院に確かめてください。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 1,809人 | 1,206人 | 66.7% |
協会の「資格取得者の推移」の数字です。国家試験の合格率ではありません。過去の合格率は、個人の合格の見込みを示すものではありません。
協会は、臨床心理士に5年ごとの資格更新を義務づけています。資格の発効日から満5年を経過するごとに手続きがあり、5年以内に協会の定める研修の機会に参加(発表)して計15ポイント以上を取得することで更新できる仕組みです。
| 臨床心理士 | 公認心理師 | |
|---|---|---|
| 根拠 | 日本臨床心理士資格認定協会の資格 | 公認心理師法にもとづく国家資格。公認心理師登録簿への登録を受けて名乗る |
| 試験 | 協会の資格試験 | 国家試験(指定試験機関は一般財団法人公認心理師試験研修センター) |
| 基本の経路 | 指定大学院・専門職大学院の修了 | 大学と大学院で所定の科目を修める経路など(厚生労働省の案内では受験ルートは7つ) |
公認心理師の受験資格は「公認心理師になるには」に、児童発達支援で心理職として働くことは「公認心理師として児童発達支援で働くと、何をするのか」にまとめています。
制度・要件は改正されることがあります。該当するかどうかの最終的な確認は、日本臨床心理士資格認定協会や各大学院でお願いします。本記事の内容は2026年10月23日時点で確認したものです。
この記事を書いているのは、東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分の児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室です。言語聴覚士4名・公認心理師が在籍し、1回2時間のマンツーマン個別療育(ABA)と小集団のハイブリッドで療育を行っています。書類選考なし・未経験可・週1日からご相談いただけます。募集職種と条件は採用情報ページをご覧ください。