
相談先を一つに決めなくても大丈夫です
ことばがゆっくりに見える、落ち着きがない、健診で言われたことが気になる、園や学校での様子が心配。困りごとはいくつか重なっていることもあります。鹿角市では、福祉保健センター内の「こども家庭センター」に母子保健担当と児童福祉担当が置かれ、どちらも月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時15分(祝日・年末年始を除く)に受け付けると案内されています。[F01] 窓口の名前を正確に選べなくても、いま一番気になっていることから話し始めて大丈夫です。市は、相談内容によって関係機関との連携・調整を図ると案内しています。相談は、電話のほか、面談室での相談や家庭への訪問も可能とされています。[F01]
このページは、市の公式案内に載っている相談先の役割を整理したものです。診断や支援の必要性を判断するものではなく、相談した結果を約束するものでもありません。ことばや落ち着きの心配についてより詳しく知りたい方は、鹿角市の子ページ(ことばや落ち着きが気になるとき)もあわせてご覧ください。電話番号は窓口ごとに違うことが多いので、かける前に番号を見比べると安心です。
発達や成長について相談したいとき
母子保健担当(電話0186-30-0265)の相談例として、市は「母子健康手帳をもらいたい」「出産準備について知りたい、育児について相談したい」「母乳や離乳食の相談がしたい」「こどもの成長や発達を確認したい」などを挙げています。[F01] 赤ちゃんのころの育児相談から、成長や発達の確認まで、乳幼児期の入口になる窓口と考えるとわかりやすいでしょう。
一方、「落ち着きがない」「ことばがゆっくり」「しつけの仕方が分からない」「不規則な生活リズムで困っている」といった発達や生活の心配は、児童福祉担当(電話0186-22-6322)の相談例として示されています。[F01] 二つの担当は電話番号が別です。どちらにかけたらよいか迷うときは、当ページの目安として、先にかけたほうへ「子どもの年齢」と「気になること」を一言伝え、担当を尋ねてみてください。市の案内も、ひとりで悩まず気軽に相談するよう呼びかけています。[F01]
ページには、予約が必要かどうか、面談の所要時間、持ち物などは書かれていません。市が決めた条件ではありませんが、電話の前に「いつごろから気になったか」「家と園のどちらで目立つか」を短くメモしておくと、話が進みやすくなります。
乳幼児健診で確かめられること
市の「乳幼児健康診査(相談)」の案内によると、健診・相談は月齢ごとに用意されています。3~4か月児健診、乳児相談、12か月児健診、1歳6か月児健診とその事後相談、2歳児歯科健診、3歳児健診、5歳児のすくすく健康相談です。発達に触れているのは、12か月児健診の「行動発達面の確認」、1歳6か月児健診と3歳児健診の「精神・運動・言語の発達の確認」、5歳児すくすく健康相談の発達確認と集団遊びです。[F02]
会場は多くが福祉保健センターですが、12か月児健診と2歳児歯科健診は指定の医療機関・歯科医療機関で、予約が必要とされています。[F02] 個別の通知は出されないので、日程は広報または「健康づくりガイド」で確かめます。5歳児すくすく健康相談の日程は、保育園等を通じて知らされ、未就園児には自宅へ通知が郵送されると書かれています。[F02] 問い合わせ先はすこやか子育て課健康づくり班(0186-30-0119)です。1歳6か月児健診には事後相談が設けられています。[F02] それ以外で、健診のあとに気になることが残ったときの窓口は、このページには書かれていないため、健康づくり班か、前の章の担当に電話で尋ねてください。
家庭での行動や育児について話したいとき
家庭児童相談室は、福祉保健センターのすこやか子育て課内にあります。子育て全般(虐待を含む)の相談を受け付けており、育児やしつけの悩み、発達の不安、集団生活への適応、経済的な理由や人間関係による養育の難しさなどが例に挙がっています。電話は0186-22-6322で、事前に連絡をするとスムーズに相談できると案内されています。[F03] このページには、相談室独自の受付時間が書かれていません。電話番号は児童福祉担当(こども家庭センター)の番号と同じです。[F01] 受付時間は、電話で確かめてください。同じページには、専門の職員が話を聞くこと、相談した方の秘密は守られることも書かれています。[F03]
市の案内では、児童虐待、DV、ヤングケアラーに関する相談も児童福祉担当に含まれています。たとえば「イライラしてこどもを叩いてしまう」「配偶者(パートナー)に叩かれる、怒鳴られる」といった悩みも相談の例として示されています。[F01]
園や学校、就学のことを相談したいとき
就学について、鹿角市のページは、障害の種類や程度に応じた教育を行うため、医学・心理・教育の専門分野での相談の結果をもとに助言をしていると説明しています。ことばに困りごとがある子どものために花輪小学校内に「ことばの教室」があること、知的な発達の遅れがあり意思疎通や社会への適応が難しい子どものために県立比内支援学校かづの校があることも紹介されています。就学前の方でも遠慮なく相談してよい、という呼びかけもあります。[F04]
問い合わせ先は、教育委員会教育総務課義務教育班(電話0186-30-0291)です。[F04] このページには、相談の予約方法や時期、見学の可否は書かれていません。園での様子や、小学校でのことばの学び方が気になる場合は、電話で相談の進め方を尋ねてみてください。
福祉サービスや障害児の支援を知りたいとき
市は、障害福祉サービスの内容や利用方法を紹介するガイドブックを公開しています。問い合わせ先は、福祉課地域福祉班(福祉保健センター内、電話0186-30-0238)です。[F05] ただし、今回確認したページには、児童発達支援などの障害児通所支援や、その利用に必要な受給者証の申請手順は書かれていませんでした。これらを使いたい場合は、福祉課地域福祉班か、こども家庭センターに電話して、子どもの年齢と困りごとを伝え、案内を受けてください。
児童発達支援などの利用について知りたいときは、電話で「児童発達支援の利用について知りたい」と用件をはっきり伝えてください。診断名や手帳が必要かどうか、利用までの流れ、費用などは、今回の調べでは確かめられていません。電話で尋ねてください。
県の児童相談所について
秋田県の北児童相談所は大館市十二所字平内新田にあり、電話は0186-52-3956と公式ページに載っています。[F06] ただし、このページ(更新日は2015年5月12日と表示されています)には受付時間や、どの市町村を受け持つかは書かれていないため、鹿角市の窓口がこの児童相談所かどうかは今回確かめられていません。鹿角市の家庭児童相談室のページには、児童相談所虐待対応ダイヤル189(24時間受付、通話料無料、管轄する児童相談所につながる)も載っています。[F03] 緊急でないご相談は、まず市のこども家庭センターへ。児童相談所に連絡したほうがよいか迷うときも、センターに電話で尋ねてみてください。
困りごと別の入口の目安
ここまでの内容を、困りごと別に並べてみます。成長や発達の確認、育児の相談は母子保健担当(0186-30-0265)。ことばがゆっくり、落ち着きがない、しつけの悩みは児童福祉担当または家庭児童相談室(0186-22-6322)。健診の日程はすこやか子育て課健康づくり班(0186-30-0119)。就学は教育総務課義務教育班(0186-30-0291)。障害福祉サービスは福祉課地域福祉班(0186-30-0238)です。[F01][F02][F04][F05] 迷ったときは、こども家庭センターに電話して、行き先を尋ねてください。
電話する前に、伝えることを一つ決める
最初の電話で、悩みをすべて説明しきらなくてもかまいません。「発達のことで相談したい」「健診の日程を知りたい」「就学のことを聞きたい」など、知りたいことを一つ決めて、メモと筆記具を手元に置いてかけましょう。話しにくいことがあるときは、予約の要否や、付き添いが必要かなどを先に尋ねることもできます。これは相談を始めるための工夫で、市が定めた申込条件ではありません。
最新の日程や受付方法は電話で確認を
市のページには相談先の電話番号や、一部の受付時間が載っています。しかし、健診の個別の日程、相談の予約方法、家庭児童相談室の受付時間、障害児の通所支援の申請手順は、今回確認した案内だけでは確かめられませんでした。
公式の案内は、「こども家庭センター」、「乳幼児健康診査」、「家庭児童相談室」、「就学の案内」からご覧いただけます。子どものことばや落ち着きについての具体的な相談の流れは、鹿角市の子ページ(ことばや落ち着きが気になるとき)にもまとめています。
公式ページと今回確認できた範囲
今回参照したのは、市公式の5ページと、県公式の1ページです。受付時間は市が明記しているこども家庭センターのみ記し、他の窓口の時間は補っていません。個別の開催日、予約、費用など、掲載のない事項は担当窓口にご確認ください。
